スキップフロア|建築家の設計事例

住居専用地域で防火の制限や、傾斜地の規定、道路斜線制限などがある中、「無垢材の使用」や「オーソドックスな切妻屋根」「必要最小限の居室」などご希望を可能な限り実現した、施主と共に作り上げたミニマムハウスです。

前面道路沿いにつづく緑道の樹々、隣接する神社の大きな御神木の緑、広く青い空、これらを適所に配した開口部より適度に取り込む2階建てのシンプルな建物を提案しました。

仕事で使う車を含め3台分の駐車スペースが必要だったので、居住空間を空中へ浮かべることを提案しました。
間口が狭い分、天井を高くして、細長い敷地の特徴をそのまま空間化し、開口部を妻面にとって、どこまでも視線が隔てられない、広々とした空間を目指しました。

今までの生活で使っていた家財道具を細かく確認して、無駄無く
使い易い収納の位置をつくっていきました。

シビアな寸法に対応する為、オーダーキッチン・家具を製作者から
直に買い付けるなど予算の範囲で組み込める様に工夫しました。

廻りには高いビルも多く存在し、日照も決して良い条件ではないが、
全ての住戸には、中央に配したコートから光・風・水の自然要素を取り込む計画とした。
建物は、吹き抜けを持つコートを挟んで2つのコンクリートの箱が建つ形状を持ち、外階段がつなぐ構造となっている。

奇を衒わないシンプルな家にすることを心掛けた。
また、ご実家とのかかわりも配慮。
建設は2013年だが、断熱は現在の基準でheat20に準ずる断熱性能を有している。

LDK、寝室、和室、、、どの部屋からも海が見えるプラン。
LDKは奥に行くほど床が上がるスキップフロアーで景色に対して視線が変わり見やすくなるように計画。
スキップフロアーの採用により、2階のリビングから1階のガレージ内が見える。

旧校舎を使いながらの小学校の現地改築です。浅水川沿いの敷地条件を巧みに利用し、中二階レベルを堤防の 高さとして校舎と川との関係を一体化した計画としました。

外観は街並みに馴染むよう、緩やかな勾配屋根をかけて奇をてらわずにシンプルに。白で纏めた内外装に木を組み合わせ、モダンなテイストの中にも暖かさが感じられるようにしました。

スロープで構成された家なので、購入する敷地でそのプランが成立するかどうか?という不安をお持ちだったので、土地探しから購入する際にも建築家としてアドヴァイスしています。

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