コストの面と使い方を考えて廊下のないシンプルなプラン
女性の一人暮らしのために建てたガレージのある平屋住宅です。
もともとあった木造の古家は、おそらく昭和初期に建てられた木造2階建ての家で、当初の計画は、この古家を全面的にリノベーションする検討から始まりました。
国産材による安全で安心な家。合板を使わず化学物質を排除した身体に優しい家づくり。
ゆったりとした敷地に、その敷地を最大限有効に活用した平屋の家。規模の大きな平屋の場合、内部まで光が届きにくくなるため、家の中に3つの中庭を内包させることで、家の隅々まで光と風が行く届く、明るく開放的な家を実現している。
お話をしていくなかでご夫婦とも山登りや「木」がお好きであることが分かり、地元の杉や自然素材を使い、ロフトのある山小屋のようなコンパクトで温かい空間を提案しました。
大屋根に包まれた平屋の住宅。
合屋邸はもともとは中級家臣の邸宅の長屋門でした。その歴史は江戸時代にまで遡ることができます。
リビングに面して個室が3つ並び、廊下のない空間とし、面積を押さえながら親子のコミュニケーションが生まれやすい間取りとした。キッチン・洗面所・玄関・勝手口は回遊動線とし、生活の裏方をサポートし、主寝室はプライバシーを保ちやすい配置となっている。
南北に長い敷地に平屋を希望北側の部屋まで採光・通風を確保するため光庭を設けた平面計画とした。