リフォームを考える理由は人それぞれあると思います。今回は、「長年ご両親が住み続けた住まいを自分たちのライフスタイルや好みに合わせて一新したい」というものでした。築13年という年数の割には老朽化も激しく、1階内部と階段を全面改修することになりました。
この家は、格子を繰り返し使うことで、壁や戸に深みのある表情を出したり、シアタールームでの適度な音響効果を狙ったり、格子を多用しています。
.
コンパクトで暮らしやすい家を考えました。庭を眺めることが出き、外部からは内部の雰囲気が分かりません。内部空間は暖かく心地よい空間を考えています。
こげ茶色と白、そして透ける格子を設け、バリ風に全体をまとめました。
100年以上経過した町家を大事に維持管理しているお施主様は、家いじりと庭いじりが大好きです。
2階リビングは、全開口窓とし、電動外ブラインドで日差し・視線をコントロール。張出したベランダは、両端の斜め袖壁で、木造でありながら無理なく築造。予算が限られている中、長期優良住宅仕様とし、日常的に触れる床は、無垢材(パイン)にこだわりました。
各室は小屋裏で連続空間としており、LDKから取り入れた自然風が個室へと抜けていきます。家の真ん中に据え付けた薪ストーブの熱も回収し、床下から再び家全体を温める循環方式を採用しています。
「2014年住まいの環境デザイン・アワード LiVES賞」
岐阜の市街地に建つ家族四人の為の住宅。敷地は大きな道路から一本入ったところに位置し、西側に畑、北側に田んぼが広がっている。その西側と北側の開放的な緑の風景を生かしてこの住宅は計画された。