建築家の設計事例
依頼者の希望である南面からの日当たりを確保するために、南面を大開口としました。構造強度を補うために壁ではなくステンレス製の線状の筋交いを設けています。 |
16坪という広さに家族5人が暮らせるのか?個室を固定化しない提案により、広く住まう工夫がされている。 |
よみがえった蔵造り |
今回新築するにあたって一緒に住まう親子は、食事,風呂,就寝等の時間帯が全く異なります。又、子世帯の夫婦は、平日の夜や休日の昼間、友達を招き歌の練習をするという話でした。そこで、建物としては一棟に見えますが、玄関,キッチン,風呂,便所等全てが別々の完全二世帯住宅を提案しました。 |
典型的な都市の狭小地に立地し、4m以下の2項道路に対して来客分も含めた車3台を駐車するという難題を鉄骨構造の柔軟さにより解決しています。前面道路側は構造をオーバーハングさせ、駐車スペースを確保し、最上部はシェル構造の屋根により、道路斜線と南側採光を両立させています。 |
本物件は設計だけでも1年以上かかりました。基本設計も固まり、実施設計にかかっていたものの、依頼者の都合による大幅な計画変更にも都合を察し、常に依頼者と同じ視線で悩み考え模索してきました。 |
単純な骨組み・無駄の無い構成・簡素な仕上げでコストダウンを徹底しつつ、アトリエの土間床から家中を暖める温水床暖房を採用しています。建主とご友人の作家さん共作のステンドグラスは、建物の象徴的な存在となりました。 |
動線のほか、収納計画、お仕事用の接客スペースを設けました。 |
「米粒」 |
1階に子世帯の1台分の室内車庫を設置した関係で親世帯の寝室が2階になりました。 |