和風|建築家の設計事例

先祖が残してくれた家には思い入れがあり、この家族だけの歴史がそこあります。新しい家にその時の流れを断ち切ることなく新しい時代を過ごせる住まいを、この先また何世代も続いていける家族のための空間を創ることが大きなテーマとなりました。

軽井沢という冬の寒さ対策として深基礎の基礎断熱を取り入れた。古民家再生では難しい断熱もしっかり取り昔ながの町屋づくりを踏襲した。

子世帯の玄関を通り土間として、その長い壁面を利用し収納を充実させた。また、60cmと低めのスキップフロアとして、通り土間から半地下の収納へアクセスできるようにした。
このスキップフロアにより、寝室とリビングとの関係は、通常の階高よりグッと近くになった。

お住まいの奥さんが、時間毎にどの様に過ごされているかをお聞きして、朝から夕方まで移り変わってゆく日なたの場所を追いかけながら、間取りを合わせて計画されています。

半地下・スキップフロアーと、高低差を最大限に生かした平屋の計画。
「むくり」のついた屋根が特徴的な、新しい和のお家です。

木組み・土壁の家

初めに日本家屋に住みたいとご希望を伺い、木造建築の味わいを出すため、スケルトンにした上でコンクリートの柱やアルミサッシが目につかないように、工夫してリフォームしました。
また、機能的なフローリングに障子や襖を合わせる事で、機能性は確保しつつも日本家屋の趣を表現しました。

水回りは戦前の位置のままであり、暗く冷たい廊下を渡って食事を運ぶなどの不便極まりない動線を解消し、快適な老後を送れるようリビングの横に配した。

新築、改修両方の計画と概算をたて進めていきました。2世帯のお住まいのため1棟建て、2棟建ても検討し結果、改修母屋と新築離れとなりました。
市街化調整区域のため開発許可から始めました。

曲面の廊下で様々な趣の個室をつないで行く計画です。

宿場町として栄えた街並みを崩さぬよう、和の要素を現代の要望にちりばめながら、和モダンの建築を提案できるよう考慮し、ピーラー材を外観に多く用い、自然素材を取り込む様に心がけました。

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