建築家の設計事例

いわゆる「古民家改修」の例です。設計初期には、まずリフォーム(全面改修)を検討しました。しかし、骨組みの腐食が進行していたことに加え、古い民家の例に漏れず軟弱地盤による不同沈下(場所場所で程度の異なる地面の沈下)がひどく、基礎を作り替えざるを得なかったことから、改築の選択となりました。

セキュリティー性の高い建物にする為、建物の中心に中庭を作りました。外部に面する外壁には人が入れない小さい窓を作りましたが、風通しを考えました。中庭のおかげで、明るい空間も出来ました。

3Mのこん棒を扱える様玄関ホールを昔の通り土間のように長く取り、リビングからパティオを通して見えるようにした。

三角形という変形地に立つ家ということを感じさせない平面計画を採用しています。
L字型に展開するLDK、そしてLDからつながるデッキテラスによって、驚くほど、明るくて、開放的な家を実現しています。
プライバシーに配慮した外構計画も魅力の一つです。

福岡市中央区にある築31年のマンションの一区画のリノベーションです。リノベーションして売却したいというオーナーに対し「セミスケルトン」というコンセプトを提案しました。

約40年前に建てたプレハブ住宅の改装工事です。
当初、建替えの予定でしたが、構造部材が一般のプレハブ住宅より肉厚で亜鉛メッキ処理も良好でしたので、社会のサスティナブル指向や諸事情を鑑みて改装としました。

丸太梁や鴨居を現わして、古民家のような温もりや懐かしさを感じさせる空間を作りました。

船橋市に計画した木造2階建の単身者を対象とした集合住宅の建替計画です。

建て主様のお家に対してのイメージを形にしていく作業が主でした。
ダイニング上部の吹き抜けなども利用しながら、自然の通風が抜ける過ごしやすい空間になりました。
また仕上げ材を自然素材にこだわって、かなりな健康住宅に仕上がりました。

30代の夫婦が新しく起業した、町のパン屋さん。
シンプルで清潔感ある空間に、無垢の木やオリジナル硝子照明など手づくり感を取入れたデザインとしています。

元々土間だったところを小さな玄関を設けて板の間にしていました。その部分をリビングにしてデッキをめぐらせたいというご希望がありました。玄関の設置場所が問題でしたが、割り切って中央の仏間の正面に持ってきました。

複合した用途の調整だけでなく、法的な規制により外形がかなり制約を受ける中で、効率的にスペースを配置。床スラブと壁に球体ボイドを配することで、建物の軽量化を実現し、基礎(杭)の負担を減らすことで建設費の減額を実現しました

道路側の開口部を小さくして、なおかつスリットのある塀を1階の開口部の前に設置して
道路から内部が見えにくいように設計しました。
また2階に大きなバルコニーを設けて植物を置いてバルコニーを庭のように扱い、
2階での開放感を演出しました。

・主人がゴルフ好きなので「倶楽部ハウス」の様、外観はユニークでありながら安定感をもたせ、内部は無垢材の太柱を使い、構造骨組みが見える大空間を実現、夫婦が育った旧家を偲ばせる、自信作の1つです。

28年前に宮脇檀建築研究室で担当した住宅を娘さん家族が使用しその奥に建てた、ご両親の住まいです。

オリジナル左官、秋田杉、和紙などで仕上げています。床下に組み込んだ温水暖房機での全館暖房システムを採用しています。

旗竿地に建つ、狭小エステ併用サロンです。建坪9坪ながら、サロン用のラバトリーにはトイレ・シャワーブースを設け、ラグジュアリーな空間を体験していただけます。ご希望だったヨーロッパのスパのイメージを叶えるため、大理石モザイクや石、しっくいなどを多用しました。

デザインに特徴を持たせつつも、派手過ぎず落ち着き感のある住宅です。
白とこげ茶の2つのボリュームで簡潔に建物の構成を表現しています。
リビング前に木の格子を設ける事で、冷たく感じられやすいモダンなデザインの中に
暖かさと安らぎ感を与えています。

お隣と一体で施工されていた地下駐車場を安全に切り離してから撤去する必要がありましたが、当時の資料が殆ど残っていなかったため事前に既存駐車場の鉄筋調査を行って構造安全性の検討をした上で解体工事を進めなければなりませんでした。

銀黒のいぶし瓦の屋根並みが美しい地域であったので、周囲から見える屋根・外壁は基本的に保存することにした。

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