住宅|建築家の設計事例

クライアントのご要望は、収益性を確保しつつ、デザイン性を高めることにより差別化を図ることでした。費用を掛けるところと掛けないところを明確に分けて、コスト縮減を推し進めると共に、入居希望者が惹かれるような空間づくりを目指しました。

互いに大人である母娘二人のための、長年住んだ実家の建替計画である。

70代のお母さまは、近所のご友人と大正琴の練習会ができるサロンをつくりたいと望んでおられました。広い庭と樹齢50年以上の樹木を持つ庭を住まいとして、建物をつくることよりも既存の樹木を活かして、周辺と調和させることテーマにしました。

隣家との狭い隙間からの光も積極的に取り入れ、かつ視線が交わらないように注意深く開口部を設定し、内部の壁に光を当てて拡散光に包まれた明るい空間となるよう計画しました。

バリアフリー、自然換気、メンテナンスを容易にするための長期優良住宅の取得などの主要な課題に対処し、屋内と屋外の生活体験をシームレスに統合しました。私たちのデザイン理念は、住宅内の空間に中央の中庭との視覚的なつながりを提供することを中心としており、屋内と屋外の領域の境界を曖昧にしています。

囲炉裏テーブルをリメイクしたり、元々あった欄間や柱を残して、年月の経過が偲ばれる改修を行った。

3階建てのそれほど大きくない土地。ここにワンルームマンションを建てる上で出来るだけシンプルなプランを目指しました。

まず地盤調査、杭の設定。裏山よりの水圧に抵抗させる躯体を兼ねたRC構造、排水計画
躯体の外防水等水に対する徹底対応。光と風、遠くに見える海からの風も配慮。

代々住み守られてきた土地を継承するため、一度は巣立った実家に再び移り住むこととなったご主人とご家族のための建替計画である。

耐震補強では評点を1.2とし、震度7弱では一応倒壊しないレベルとし、国の補助金も活用して行った。小さな北窓があるが3方部屋で囲まれほの暗いリビングダイニングにトップライトで自然光を入れることで今までより明るい部屋とし、夏の暑さや冬の寒さを解消するために床、壁、天井に断熱材を施した。

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